入れ歯作りは、
「歯科医師」と「歯科技工士」との共同作業
共に優れていなければ、
決して良い入れ歯は作れません
入れ歯作りは、
「歯科医師」と「歯科技工士」との共同作業
共に優れていなければ、
決して良い入れ歯は作れません
ロケーター義歯とは、2本のインプラントで入れ歯を支える入れ歯治療です。
ロケーターインプラントとも呼ばれ、通常の入れ歯と違い、固定源がしっかりと確保されるため、入れ歯自体がずれたりすることなく、食事時によく噛みやすいと好評の入れ歯です。
同じようなものとして「All-on-4」というものがありますが、これはインプラントを最低でも4本利用します。ロケーター義歯は2本のインプラントで済みますので、手軽な治療となります。また費用的負担も少なくなります。
また、入れ歯特有の「金属のバネ」も利用しませんので、入れ歯を入れていることに気づかれにくくなりますし、その日のうちに入れ歯が入りますので、すぐにおいしく食事をとっていただくことができます。
皆様はあまりご存じないかもしれませんが、入れ歯は歯科技工所という別のところで作成します。1から100まですべて歯科医師が作るわけではありません。
つまり、いくら歯科医師の能力が高くとも、連携している歯科技工所の能力が高くなければ決してよい技工物(詰め物・かぶせ物)は作れないということです。
したがって、どの技工所と連携しているかで入れ歯の良し悪しが変わってきます。
当院では、「デンタルデザインベイシス」という歯科技工所さんと連携し、入れ歯を作成しています。代表の田淵穣さんにお話を伺ってきました。
以下、ご紹介します。
そうですね。「終わりがない」ということでしょうか。
入れ歯には、1個として同じものがありません。
毎回毎回、患者様のお口にあったオリジナルですので、常に新鮮な気持ちで打ち込むことが出来ます。終わりはありません。
またこの世界は次々に新しい材料、技術などが開発されます。
それらの情報にアンテナを張り、良いものは取り入れ、常に質の高い技工物を作る。
決して終わりはありません。
一見、「大変だ」「面倒だ」と思うかもしれませんが、私にとってはそれが面白いんです。
この仕事が大好きだから出来ることかもしれませんが(笑)
たとえ治療する歯が1本だけだとしても、お口全体のバランスを考慮に入れて技工物を設計するということです。
1本の歯のみに焦点を当てて技工物を作ると、お口全体のバランスが悪くなり、段々と咬み合わせも悪くなってきてしまいます。最終的にはそれが原因で虫歯・歯周病になってしまうこともあり、それらが進行し、抜歯になってしまうこともあります。
それではいけない。
弊社の名前は「デンタルデザインベイシス」というのですが、これは「お口全体のバランスを考えてデザインする」という私のこだわりを込めて名づけました。
また、直接患者様にお会いして、お口の状態やご希望を伺うこともしています。
写真などをもとに作業するケースもあるのですが、やはりそれでは情報量に限界があります。
患者様と接することで完成形を生き生きとイメージすることもできますし、ご希望をお伺いすることで、一層患者様が求めているものを作り上げることも出来ます。
そうですね。
研鑽した技術で、良い物を患者様に提供したいという思いが非常に強いと感じます。
歯科治療とは患者様に見えない部分が多々ありますので、手を抜こうとすればいくらでも抜くことが出来ます。
しかし、その見えない部分にどれだけこだわりをもって治療をしているかで予後の良し悪しが決まってきますし、その医院のレベルが分ります。
私のところでは田無北デンタルクリニック様だけでなく、他の歯科医院様の仕事も請け負っているのですが、他院様と比べてもクオリティの高い治療をしていると感じます。
患者様が「入れ歯に何を求めているのか?」によって答えは変わってきます。
例えば、ある程度噛みやすければいい、見た目を良くしたいなどなど。
「とりあえず噛みやすければいい」というご要望であれば保険の入れ歯をご提案します。
しかし、「見た目を良くしたい」「長持ちする入れ歯が欲しい」「軽い入れ歯が欲しい」「違和感の少ない入れ歯が欲しい」「食べ物の温もりをしっかり感じたい」などの目的がある場合は、自信をもって保険外の入れ歯をご提案します。
これから保険と保険外の入れ歯の違いをご紹介しますので、どちらの入れ歯にしようかお悩みの方は参考にして頂けたらと思います。
保険の材料で作る入れ歯は重いため、噛むという動作に負担を与えます。
一方、保険外で使用する材料には、保険の材料の約1/4の重さのものを使用しますので、お口に負担がかからなく、外れにくい入れ歯が作成できます。
口の中は、髪の毛が1本入るだけで不快感があるほど敏感です。このため、保険外の入れ歯で使用する材料の場合、保険のものに比べ約1/6の厚さの薄い材料を使用しますので違和感が少なくなります。
下の画像を見て頂けると一目瞭然だと思います。保険の材料で作った入れ歯(左)、保険外の材料で作った入れ歯(右)の比較をしています。
保険の入れ歯では、素材の性質上、温かい・冷たいといった食べ物の温もりが感じにくいです。保険外の入れ歯では温もりを感じやすい材料(専門的に表現すると、熱伝導率の高いもの)を使用します。
食べ物の温もりは味覚に大きな影響を与えますので、食事を楽しみたい方には保険外の入れ歯がお勧めです。
保険の入れ歯の代名詞とも言える入れ歯をひっかける針金は、見た目が悪く心理的な悪影響を及ぼす場合があります。
保険外の入れ歯では、この針金を極力見えにくくする仕組みがあります。
価格は約44万円 (税込)。総入れ歯の症例。リスクとしては、金属アレルギーを発症することがあります。
歯を失った場合の選択肢として「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」が存在します。
それぞれ特徴があり、メリット・デメリットも異なります。
ここでは皆さんがご自身に合った適切な治療法を選択して頂くため、それぞれの特徴・メリット・デメリットをお伝えします。
ここに掲載している情報はあくまで一般論であり、最終的にはドクターにお口の状態を見てもらい、御自身の考えを伝え判断して頂けたらと思います。
詳細はインプラントを参照して頂きたいのですが、簡単にご説明しますと、歯を失ったところを回復する治療としては、現在の歯科医療で実現可能な新しい治療方法であるといえます。
インプラント治療では、歯を失ったところに人工のネジを埋め込み、その上にかぶせものを装着することで、本来の機能近くまでかむ力を回復することが可能です。
ブリッジや入れ歯と異なり周囲の歯に負担をかけることもなく、見た目にもほとんど自分の歯と区別がつきにくいです。
また、しっかりメンテナンスを継続することで10年経過後のインプラントの残存率は95%以上と、他の治療方法と比較しても圧倒的に成功率の高い治療法であり、インプラント治療が現在の歯科医療を大きく変えたといわれているほど質の高い治療方法であるといえます。
インプラント治療が普及する以前は、歯を失った場合の第一選択として考えられていたのが、ブリッジによる治療法です。
ブリッジ治療では、失った歯の両隣の歯を削って、土台を作り、両端から橋渡しをするような形で失った歯を補うようにします。
見た目には歯の本数が増えたように見えますが、実際には、失った歯の分を両端の歯で支えていますので、かむ力は本来の60%程度となります。
また、ブリッジの8年経過後の残存率は50%程度と低く、支えとなっている両端の土台となった歯に大きな負担がかかるため抜歯しなくてはいけないケースも多く存在するというリスクをしっかりと認識したうえで治療を選択することが大切です。
入れ歯のかむ力は、30%程度と言われています。
3つの治療方法の中では、一番安定感がないだけではなく、入れ歯をひっかけている歯がその負担に耐えられずに抜歯しなくてはいけないケースが多いといえます。そのため、入れ歯は4年程度で50%以上の方が作り直している治療方法です。
しかし、保険外の入れ歯を選択して頂くことで、適切な入れ歯を作成することが可能となり、「痛い、噛めない、はずれる」といった入れ歯の悩みを解消することが出来ますので、一概に入れ歯は良くないとも言い切れません。
当院では、入れ歯に関してのお悩みや疑問・不安・質問などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
入れ歯は、単に食事を美味しく食べるためだけの道具ではありません。
実は、脳の機能、体のバランス、生活リズムにまで影響を与えることもあります。
あなたに適切な入れ歯を作り「しっかり噛みやすい」ことでもたらされる効用を簡単にご説明いたします。
合わない入れ歯は、「ちほう」までの一里塚といわれています。
合う入れ歯で食べ物をしっかり噛むことにより「ちほう防止」 に大きな効果があるのです。
これは、顎を動かすことにより脳の中を流れる血液の量が大幅に増加し、脳細胞を活性化させるためです。
これはある統計でも証明されており、アルツハイマーになってしまう方には、歯が少ない人が多いようです。
眠気覚ましにも効果があるのです。身近な例えとしまして、眠気が襲ってきた時、眠気覚ましに「ガム」を噛むことがあります。これはハッカによる刺激の効果もあると思いますが、ガムを噛む行為自体が脳に新鮮な血液を送りこむので、脳が活性化し、眠気覚ましにも効果があるのです。
このようなことから最近では、両親へのプレゼントとして、お子さんが来院され、「親のために、よく合った入れ歯を作ってあげたい」というご要望もあります。
もし、ご両親が入れ歯で悩んでいるのであれば、お気軽にご相談ください。
咬み合わせを正すことで、体のブレがなくなり、姿勢が良くなるというお話をきいたことはありませんか?
東京老人総合研究所での研究では、咬み合わせを正し、体のブレを無くすことで、研究対象者の足の捻挫・骨折の減少、交通事故発生率の低下という結果が出たようです。
合わない入れ歯は、「咬み合せ」が悪くなっていることが多いものです。
単に「おいしく食事ができる」入れ歯だけではなく「咬み合せ」をしっかり考慮した入れ歯作りが、患者様の安全と健康を守るためには大切となります。
入れ歯を入れたら急に「老け顔」になってしまったという話しを良く聞くと思います。
これは「合わない入れ歯」が原因となっていることがあります。
歯は顔の輪郭を形作っている重要な要素です。
よって、歯の代わりとなる入れ歯が大きかったり、小さかったりすると顔の輪郭が変わってしまいます。この輪郭の変化が顔のシワ・タルミの原因となり、老け顔を助長する元凶となります。
つまり、自分に適した入れ歯は「痛くなりにくい、しっかり噛みやすい、はずれにくい」といった機能的な面の回復だけでなく、シワ・タルミが生じないといった審美的な面までも回復してくれます。
しかし、お口の環境は時間の経過とともに変化していきますので、機能面・審美面を維持するためには、歯科医院での定期的なメンテナンスが大切となります。