「予防対策」をしっかり行えば、
虫歯や歯周病を防ぐことができます。
それくらい日本の予防システムは確立されています。
東京都西東京市田無町3-1-16
「予防対策」をしっかり行えば、
虫歯や歯周病を防ぐことができます。
それくらい日本の予防システムは確立されています。
歯石や歯垢をしっかり除去し、虫歯・歯周病を防ぐための口腔環境を作ることは、歯科医院で行う歯のメンテナンスの基準だと当院では考えています。
その先にある「身体全身の健康」を見据えた治療・ご提案を当院では行います。
当院の歯のメンテナンスのスタイルを簡単にご紹介します。
予防とは、「虫歯や歯周病を防ぐようにすること」と一般では考えられています。
決して間違いではありませんが、当院ではもう少し広い意味での予防を考えています。
例えば、既に歯が失われてしまい、噛み合せがおかしくなっている場合に、入れ歯やインプラント、ブリッジを入れることで噛み合わせを安定させ、しっかり噛みやすいお口を作ることも「予防」と言えます。
物をしっかり咬むことで脳に新鮮な血液が送り込まれるのですが、しっかり咬むことができないと、脳に新鮮な血液が行き渡らなくなり「認知症」の発症率が高まると言われています。
また、抜けた歯をそのままにしていると、他の健康な歯が倒れこんできてしまい、残った歯に噛み合わせの負担が集中し、その歯がグラグラしたり割れたりして失われるという悪循環が起こります。
つまり抜けた歯の代わりとなる入れ歯・インプラントなどを入れることで、お口の健康、そして、からだ全体の健康にもつながることになるのです。
上記はあくまで「予防」の一例ですが、当院では、お口の中だけで考えるのではなく、身体全体からの健康管理を考えアドバイス・ご提案をさせて頂いております。
当院では歯科衛生士が担当制をとることにより、患者様のすべてのデータを保存管理しております。
蓄積したデータや患者様との長いお付き合いの中で得た情報をもとに、その患者様に適した質の高いご提案・治療をすることが可能となります。
歯磨きチェック(指導)をはじめとして、歯周病の再発を防ぐ処置など・・・・。
また定期的に来院して頂くことにより、お互いにリラックスした状態で診療ができますので、コミュニケーションを楽しみながらお口の健康維持につながればと考えております。あなたを担当する歯科衛生士の紹介をさせていただきます。
歯のメンテナンスで用いる道具は様々ありますが、主に「超音波スケーラー」と「手動のハンドスケーラー」の2種類があげられます。それぞれメリット・デメリットがありますが、交互に使い分けることで効果を発揮することができます。
超音波の振動を使い、歯に付着した歯石(細菌の塊)を除去していきます。
■ メリット
短時間で広範囲の歯石(細菌の塊)を除去できる
■ デメリット
広く浅く歯石を除去するので、歯石(細菌の塊)の取り残しなどが生じる場合がある。
特殊な機材を使わず、手動で歯石(細菌の塊)を除去していきます。
■ メリット
丁寧に時間をかけて行うので、しっかり歯石(細菌の塊)を除去できる
■ デメリット
時間がかかる
当院ではこの2つのスケーラーを使い分け、効率よく、そしてしっかり虫歯・歯周病・口臭の原因となる、歯石・歯垢・バイオフィルムを除去していきます。最近では「効率」だけを重視し、超音波スケーラーしか使用しない医院が増えてきていますが、超音波スケーラーだけでは歯石・歯垢を除去することは出来ない場合があります。
このような理由から、当院では2つのスケーラーの使い分けをしております。
歯のメンテナンスでは歯石・歯垢を除去するのですが、この治療をすることで「本来の歯の白さに近づける!!」という患者様に嬉しい副次的効果があります。
これは歯石などを除去するとともに、ヤニ汚れ、茶渋などの着色も一緒に除去できるためです。
つまり、定期的(2~3カ月に1回)にクリーニングに通う事で、虫歯・歯周病予防にもなりますし、歯の白さを維持でき一石二鳥という事です。
当院では歯を白くする方法として「審美セラミック治療」「ホワイトニング」も行っています。これらは「本来の歯の白さよりももっと白くする」治療法ですので、歯の白さを追求されている方はそちらをご覧ください。
しかし、「自然な歯の白さ」と「お口の健康維持」を目的とされる方はクリーニングを是非お勧めします。ケースによってはクリーニングでも御希望の歯の白さにすることも可能となります。下の画像がクリーニング前とクリーニング後の比較です。
保険治療。クリーニングで歯の汚れを除去した症例。リスクは、特にありません。
「2~3カ月に1回はメインテナンスに来てくださいね!」
※口腔内の状態によっては、2~6カ月の検診になります。
歯医者さんでの治療が終わり、このように言われたことはありませんか?
治療が終了して解放されたと思ったのに、「なんで定期的に通院しなければならないの?」と思った方も多いと思います。
これは、「毎日の歯磨きだけでは不十分」という事実があるためです。
日本ではTVコマーシャルなどが原因で「歯磨き万能主義」の考え方が幅を利かせています。
その歯ブラシや歯磨き粉を使えば、虫歯・歯周病にならないといったイメージですね。
しかし、現実はどうでしょうか?
もちろん、毎日の歯磨き習慣は大切なことです。
しかしながら、それだけでは虫歯・歯周病の予防ができないのも事実です。
その理由は、バイオフィルムとよばれる歯磨きをしていても除去できない強力な汚れにあります。このことをお伝えするために、患者さんには次のような例え話をすることにしています。
たとえば、毎日、台所の三角コーナーの中にある「生ごみ」を捨てますよね。
これがお口の中でいう、“歯を磨く”ことにあたります。
しかし、毎日、生ごみを捨てていても1ヵ月もすると、“ヌメヌメ”してきますよね。
実は、これと同じことがあなたのお口の中でも起きているのです。
この三角コーナーのヌメヌメをきれいにするためにどうしているでしょうか?
おそらく、クレンザーなどの強力な洗剤を使用して、元通りのピカピカの状態に戻しているとおもいます。
三角コーナーと異なり、お口の中では、このような強力な洗剤を使用することはできません。したがって、それよりも安全なものとして、普段、あなたが使用している歯磨き剤を使用することになります。
しかし、残念なことに歯磨き剤だけでは口の中の“ヌメヌメ”を落とし切ることはできません。
これが、毎日、歯を磨いていても虫歯・歯周病になってしまうメカニズムなのです。
お口の中にできる“ヌメヌメ”をバイオフィルムと呼び、
虫歯菌・歯周病菌などにとってのバリア(強固なマンション)のようなものといえます。このバリアを壊さない限り、虫歯菌・歯周病菌などに直接効果的な攻撃を加えることはできないのです。
このバリア(バイオフィルム)を除去するためには、歯科医院で定期的にPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれる“プロによる機械を用いた歯のクリーニング”を受ける必要があります。
歯科医院での定期的な予防・メインテナンスを「した方」と「そうでない方」の年齢別の
非常に興味深い統計があります。これによると80歳になったときに残っている歯の本数にはメインテナンスを「した方」と「そうでない方」には9本近くの開きがでるという結果になりました。
一般の方々は「歳をとれば、自然に歯が抜けてしまうものだ」とお考えの方がいると思いますが、事実は違います。若いころから歯科医院で定期的にメインテナンスを受けていれば、上記の図・統計にもあるように、多くの歯を残すことが可能となるのです。
歯を失うことの辛さは、実際に失った方でないと分りませんが、事実、生活の質が落ちてしまいます。快適な老後を送るためにも、早いうちから歯のありがたみを理解し、日々のブラッシング、定期的なメインテナンスを生活習慣の1つに組み込むことが非常に大切となります。
冒頭にもお伝えしましたが、当院の予防処置は虫歯・歯周病予防にとどまりません。お口全体を俯瞰した上で問題のある部分や、このままいけば問題が出るだろう部分までもしっかり把握した上で、一人一人に合わせたオーダーメイドプランを立案させて頂いております。
「痛くなってから歯医者に行く」のでは遅いとお考えください。
失った歯は二度と回復することはありませんので・・・。